アレルギー・アトピーのための食事療法
〜弱っている腸を休める食事とは〜

ごとふの食事療法
6つのポイント

~先ずは、薄くなった『ムチンの膜』
を減らさないことが重要~

  1. 01

    『ムチンの膜』を減らさないためには
    高蛋白・高脂肪フードは与えてはダメ!

    ドックフードといっても全てのものではなく、高蛋白・高脂肪タイプのフードは与えないこと。高蛋白・高脂肪なフードを食べ続けると食物繊維不足が起き、善玉の腸内細菌が減り、カンジダ菌などの悪玉菌が増殖し『大切なムチン』を食べ始めてしまい、『ムチンの膜』が薄くなり『皮膚炎症誘因物質』が体内に入りやすくなります。

  2. 02

    食品添加物(甘味料や果糖など)が
    含まれるオヤツは与えてはダメ!

    食品添加物によって善玉の腸内細菌が減り、カンジダ菌などの悪玉菌が増殖し『大切なムチン』を食べ始めてしまい、『ムチンの膜』が薄くなり『皮膚炎症誘因物質』が体内に入りやすくなります。

  3. 03

    マーガリンやピーナッツバター、
    ショートニング使用したオヤツもダメ!

    マーガリンなどに多く含まれる「トランス脂肪酸」。このトランス脂肪酸は消化が難しく、腸の粘膜を覆う物質にダメージを与え、小さな穴を開かせます。この小さな穴から「トランス脂肪酸」が入り地肌まで運ばれると、皮膚炎が起こき始めます。

  4. 04

    抗生剤の長期間の
    連用もダメ!

    抗生物質も同様に、抗生物質の作用により善玉の腸内細菌が減り、カンジダ菌などの悪玉菌が増殖し『大切なムチン』を食べ始めてしまい、『ムチンの膜』が薄くなり『皮膚炎症誘因物質』が体内に入りやすくなります。

  5. 05

    肉を加工する
    ジャーキーなどもダメ!

    脂身の多い肉を加工するとその製造過程で脂身は「酸化脂質」へと変わります。この酸化脂質は腸の粘膜を覆う物質にダメージを与え、小さな穴を開かせます。穴が開けば「酸化脂質」は体内に入り皮膚炎を誘発させます。

  6. 06

    歯石が付着している
    (歯周病菌)

    歯石が一杯付着しているお口には、歯周病菌がウジャウジャと元気に活動しています。このウジャウジャしている歯周病菌が腸まで流れついてしまうと、腸に炎症をこさせ『ムチンの膜』が壊されてしまいます。


アレルギー・アトピー
のための食事とは


朝食

~『ムチンの膜』を形成するためにしっかりと栄養補給!

犬

『皮膚炎誘発物質』を体内に侵入しないようにさせる作用のある『ムチン』をしっかりと、そして分厚く再形成してもらうために、朝食は『生粋』を食べさせてください。

『生粋』には防腐剤や酸化防止剤を含まないだけでなく、『皮膚炎誘発物質』となる粗悪な脂(酸化しやすい油)も使われていないのでアレルギー・アトピーの食事としては最適です。

生粋

  1. ムチンの形成には、良質な蛋白質が必要です。生粋には良質な蛋白で有名な馬肉を使用しています。また、馬肉にはミネラルは牛肉や豚肉の3倍。ビタミン類が豚肉の3倍、牛肉の20倍も含まれていて、腸の健康には必須要素です。
  2. グルタミンも腸管細胞と腸内免疫細胞の重要なエネルギー源として大きな役目を担っています。生粋にはグルタミンを多く含ませています。
  3. ビタミンB群を豊富に含んでいます。ビタミンB群はホルモンの生産過程で大量に消費されるため、腸が痛んでいる子では不足しやすい栄養素です。

夕食は『痛んでしまった腸』を休めるために、
『やさしい手作りスープご飯』が最適!

朝食で『ムチン』の再形成を促して活発に活動させた分、夕食では腸を休めてあげる必要があります。
そのためには「スープ手作りご飯」が最適です。

腸を休めてあげられる食材

※ 体重別適正食事量(蛋白量・炭水化物量・脂質量など)は当院スタッフまでご相談ください。


スープにすると
水分もしっかりとれて最適!

ペットフード

『スープご飯』は、水分をしっかる取ることができ、血液の中にある『皮膚炎症誘発物質』をしっかりと体外へ洗い流すことができます。また、スープによって体を温めることもでき、体を温めることは腸をしっかりと休めることができるだけでなく、免疫を正常化させることができ、アレルギー・アトピーの症状を和らげる効果も期待できます。

水分量は推奨量は以下の計算式で求められます。
1日の適正水分量=(体重×体重×体重)√√×70×1.6 

※計算の仕方については当院スタッフまでご相談ください。