アレルギー・アトピーのための
シャンプー療法

大事なことは、「クレンジング」や「洗浄シャンプー」を使ってしっかりと『皮膚炎症誘発物質』取り除くこと。
そして、傷ついた地肌を回復させるために「洗浄シャンプー」や「保湿スプレー」、「保湿オイル」、「肌保護パウダー」を使って、
傷ついた地肌を保護して回復させてあげること。

ベタベタ肌・ごわごわ肌
について

『カイカイ誘発物質』がもたらした
悪い皮脂をしっかり剥がしとることが重要

過酸化脂質を多く含んだ皮脂が痒みや炎症の原因

『カイカイ誘発物質』によって皮脂腺が過剰に刺激され、皮脂の分泌が盛んになるだけでなく、分泌される皮脂も「痒みを起こす」過酸化脂質を多く含んだ皮脂が分泌され、地肌に痒みや赤み、皮膚の肥厚が起こります。

油臭い体臭をプンプン!肌も象のように分厚くなる

このタイプのアトピー性皮膚炎の特徴は、部分的に毛が寝てしまうぐらい肌がベタベタしたり、象の肌のように灰色がかった分厚い皮膚になったりします。特に体臭は、中年の男性のように油くさい臭いをプンプンさせているのが特徴です。

ベタベタ肌(酸性肌)の症状

  • 首下・脇・内股、足裏に赤味や痒みの症状が見られる
  • 触るとベタベタ・ごわごわする
  • 指で擦ると独特のくさい臭いがする

起こしやすい犬種

アメリカン・コッカー、ウエスティー、コーギー、ゴールデンレトリバー、キャバリア、ビーグル、ブルテリア、パグ、ペキニーズ、シーズー、ブルドック、ラブラドールレトリバー などによく見られます。


ベタベタ肌のシャンプー療法

最も重要なことクレンジングを使って、
トラブルを起こさせる『悪い皮脂(過酸化脂質を多く含んだ皮脂)』でをキレイに剥がし取ること。

STEP1クレンジング

クレンジングで「悪い皮脂」を剥がす

最も大事なことは「痒み』の原因である悪い皮脂を取り除ために「クレンジング」を使うこと。昔から「油は油でしか落ちない」と言われているように「オイルクレンジング」は、地肌によけいな負担をかけずに、しっかりと「悪い皮脂」を取り除くことができます。
悪い皮脂を落とそうとして、洗浄力の強いシャンプーで洗いたくなりますが、弱っている地肌に洗浄力の強いシャンプーを使うとかえって「痒み」を悪化させてしまいます。

除菌

STEP2洗浄シャンプー

除菌

洗浄シャンプーで洗い流す

次に大事なことは、剥がれた「悪い皮脂」を「洗浄シャンプー」でしっかりと洗い流すこと。「クレンジング」によって肌表面や毛穴から「悪い皮脂」が浮き上がってきています。この浮き上がった「悪い皮脂」を「洗浄シャンプー」を使って、しっかりと手洗いして取り除いて下さい。
ただし、決してゴシゴシと力任せに洗わないで下さい。炎症で痛んでいる地肌は傷つきやすいので優しく指の腹を使って優しく洗い流して下さい。

入浴シャンプー

STEP3保湿スプレー

入浴シャンプー

痛んだ地肌に潤いを与える

「悪い皮脂」によって傷んだ地肌は、細菌やアレルゲンといった『痒みの元』が体内に入りやすい状態です。「保湿スプレー」をつけることによって、肌に潤いを与えバリア機能を回復させることが重要になります。
「保湿スプレー」の成分は、イヌの皮脂膜と同じ成分でできているミスト剤です。このミストを特に「痒み」を示している所に吹き付けることで、傷ついた地肌の修復を促すことができます。

保湿スプレー

STEP4肌保護パウダー

肌保護パウダー

傷んだ地肌を一時的に保護する

「悪い皮脂」によって傷んでしまった地肌はシャンプーケアをしたからといって1~2週間で元のようなキレイな地肌に戻るわけではありません。元の元気で正常な地肌に戻る間はアレルゲンや細菌などの『痒みの元』が体内に入ってくる危険性があります。それを防ぐために肌保護パウダーを使って傷んだ地肌を元の状態になるまで守ってあげる必要があります。
この肌保護パウダーを地肌に乗せることによって、肌の上に一枚薄い膜ができます。この薄い膜がアレルゲンや細菌と言った『痒みの元』をキャッチして体の中に内に入らないようすることができます。

この4ステップを脂でベタベタしている時には週に2回。ベタベタがよくなってきたら週に1回にしてみてください。けっこうベタベタでゴワゴワして「象の皮膚」ようになっていたところも、薄くて健康的な肌へと改善するだけでなく、赤みや痒みといった地肌の炎症も治ってきていると思います。

【カサカサ肌】
アレルギー性肌アレルギーについて

『傷ついた地肌』を修復することが重要

『皮膚炎症誘発物質』は遅延型アレルゲン

細菌やウイルスなどの病原菌や毒素となる物質の侵入を防ぐ『ムチンの層』が壊れ、溶けて薄くなり、最終的には所々穴が開いた状態になると『皮膚炎症誘発物質』の1つである『遅延型アレルゲン』が血管の中に入り、血液を介して地肌へと運ばれてしまいます。

遅延型アレルゲンがベタベタ肌(酸性肌)アレルギーの原因

地肌へ運ばれてきた『遅延型アレルゲン』は、地肌に炎症を起こさせ、アレルギー・アトピーを引き起こします。このタイプのアレルギーは、肌はパサパサし、白い粉のようなフケが一杯出ています。そして、膿を持った湿疹や円形の脱喪を伴った病変が全身に出るところが特徴です。

カサカサ肌(アルカリ性肌)の症状

  • 初期に背中にニキビのような湿疹と大きなフケが見られる
  • その後、眼の周り、肘から手先、膝から足先の毛が薄くなり、 赤味や痒みの症状が見られる
  • 最終的には、下腹部や肛門のまわり、足の裏にも症状がみられる

起こしやすい犬種

イタリアン・グレイハウンド、柴、シュナウザー、ダックスフント、チワワ、トイプードル、ミニチュア・ピンシャー(ミニピン)、パピヨン、フレンチブルドック、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア(ヨーキー)、ワイヤー・フォックステリアなどによく見られます。


カサカサ肌のシャンプー療法

最も重要なことは、「保湿スプレー」を使って、水分をキープできなくなった『保湿層』に潤いを与えること。

STEP1 クレンジング

クレンジング

クレンジングで「皮脂」を剥がす

肌は水分をキープできなくなると、これ以上水分が逃げないように「表皮脂質」という特殊な脂を肌表面に分泌します。肌に潤いを与えるためには、この「表皮脂質」を取り除かないといけません。なぜなら、この「表皮脂質」があると保湿成分を表皮脂質で跳ね返し、肌の奥まで保湿成分が浸透せず、潤いを与えることができないからです。
まずは「クレンジング」を使って、この表皮脂質を地肌に負担をかけずに取り除くことが大切になります。

洗浄シャンプー

STEP2洗浄シャンプー

洗浄シャンプー

洗浄シャンプーで洗い流す

次に大事なことは、「表皮脂質」や細菌やアレルゲンといった『痒みの元』を「洗浄シャンプー」でしっかりと洗い流すこと。細菌やアレルゲンといった『痒みの元』を「洗浄シャンプー」を使って取り除かなければ、『痒み』は全く治りません。しっかりと洗い流すことによってスピーディに『痒み』を抑えることができます。
ただし、決してゴシゴシと力任せに洗わないで下さい。炎症で痛んでいる地肌は傷つきやすいので優しく指の腹を使って優しく洗い流して下さい。

保湿スプレー

STEP3保湿スプレー

入浴シャンプー

潤いを無くした肌に保湿成分を与える

「カイカイ誘発物質」によって壊された保湿層を元の状態に回復させるために、「保湿スプレー」を使って下さい。「保湿スプレー」によって肌に潤いを与えてあげれば、肌のバリア機能は回復し、細菌やアレルゲンといった『痒みの元』を体内に入らないようにすることができ、スピーディに『痒み』を抑えることができます。
「保湿スプレー」の成分は、イヌの皮脂膜と同じ成分でできているミスト剤です。このミストを特に「痒み」を示している所に吹き付けることで、傷ついた地肌の保湿層の修復を促すことができます。

肌保護パウダー

STEP4肌保護パウダー

肌保護パウダー

傷んだ地肌を一時的に保護する

「保湿層の破壊」によって乾燥した地肌は、保湿ケアをしたからといって1~2週間で元のようなみずみずしい肌に戻るわけではありません。元の潤いたっぷりな地肌に戻る間はアレルゲンや細菌などの『痒みの元』が体内に入ってくる危険性が高いです。それを防ぐために肌保護パウダーを使って潤いを失った地肌を元の状態になるまで守ってあげる必要があります。
この肌保護パウダーを地肌に乗せることによって、肌の上に一枚薄い膜ができます。この薄い膜がアレルゲンや細菌と言った『痒みの元』をキャッチして体の中に内に入らないようすることができます。

この4ステップを脂でベタベタしている時には週に2回。ベタベタがよくなってきたら週に1回にしてみてください。けっこうベタベタでゴワゴワして「象の皮膚」ようになっていたところも、薄くて健康的な肌へと改善するだけでなく、赤みや痒みといった地肌の炎症も治ってきていると思います。